国宝 薬師寺東塔

平成21年から、約110年ぶりとなる全面解体修理が行われて
いた国宝薬師寺東塔が、本年2月15日に竣工しました。
一見六重塔に見えますが実は三重塔と言う珍しい塔。そんな
国宝東塔を拝観したくて10月23日、奈良まで足を運びました。

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薬師寺 奈良市西ノ京町  (近鉄 西ノ京駅から徒歩4分)
    開基 天武天皇  本尊 薬師如来さま
    680年に、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の
    病気平癒を祈願して薬師寺の建立を発願されました。
    平成10年、世界文化遺産に登録される。

*薬師寺の「し」の文字、初めて拝見。(笑)
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*與楽門(よらくもん)
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電車利用でしたので、この門に来てしまいましたが、
こことは反対側の南門が正門のようです。(南門→中門)

*国宝 薬師寺東塔
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*東塔と金堂
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東塔薬師寺.jpg
実は三重塔・・・風雨から建造物を保護するために、
屋根の下にもう一重屋根をかける形で付けられたものを
裳階(もこし)言います。画像で言うと、最上層と上から
三番目・五番目が屋根で、上から二番目・四番目・一番下
が裳階です。下記法隆寺五重塔の画像では、一番下の庇の
ようなものが裳階です。

国宝薬師寺東塔は、国宝五重塔・三重塔の中では、
①法隆寺五重塔(7世紀初頭・飛鳥時代)、
②法起寺三重塔(706年・飛鳥時代)に次ぐ三番目に
古い塔です。(730年・奈良時代)

*法隆寺五重塔            *法起寺三重塔
 平成29年3月17日撮影     平成29年3月17日撮影
法隆寺五重塔.jpg法起寺三重塔.jpg














また、高さは約34m あり、①東寺五重塔54.8m
②興福寺五重塔50.8m ③醍醐寺五重塔38mに次ぐ四番目の高さです。

*東寺五重塔         *興福寺五重塔
 平成30年4月28日撮影     平成27年9月撮影
東寺五重塔.jpg興福寺五重塔.jpg















*醍醐寺五重塔  平成30年4月28日撮影          
醍醐寺五重塔2.jpg

さて、薬師寺についてもう少し読み進むと、最初は
飛鳥の地において堂宇の完成をみましたが、710年の
平城遷都に伴い718年に現在の地に移されました。

東西両塔を有する薬師寺式大伽藍はわが国随一の壮美を
誇っていましたが、度重なる災害により諸堂が灰燼に帰し、
昭和初期に至ってはかろうじて難を逃れた東塔だけが、
往古のたたずまいをしのばせていました。失われた堂宇の
再建は薬師寺の大悲願で、昭和43年に高田好胤管主により、
「百万巻お写経勧進による白鳳伽藍復興事業」が開始され、
昭和51年の金堂を始め、西塔・中門・大講堂など次々と再建
され、白鳳伽藍の建物の調和と壮麗な美しさが甦りました。

*昭和51年に再建された金堂。 
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薬師寺金堂.jpg

金堂には国宝の薬師三尊(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩)が
祀られていました。

*西塔は昭和56年の再建です。
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*中門辺りから東西両塔を望みます。(右 国宝東塔)
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*中門 奥は金堂
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*中門の二天王さま
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薬師寺は仁王様とはいわずに天王様と言うようです。
平成3年に復元され、カラーの衣服をまとっておられます。
珍しいですね。私は初めてのような気がします。

*水煙  約1300年間、東塔を守り続けました。
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仏塔の最上部にとりつけられている「相輪」の一部で、
雷や火災から塔を守ると言う祈りがこめられています。
東塔の水煙は創建当時のもので、青銅製で高さは 1.9m。
大修理で下ろされ、今は新しい水煙が見守っています。

*ご朱印をいただきました。
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  薬師寺をあとにして次は唐招提寺に向かいました。
   薬師寺から一本道なので、方向音痴の茶々でも
 スイスイでした。(笑) 徒歩10分くらいだったと思います。
  

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