わが国最初の養蚕地 桑實寺(くわのみでら)

安土城跡近くに「桑實寺」と言う案内板があり、以前から
「くわのみとは珍しい名前やなぁ~桑畑でもあるんやろか」
と思いつつも、足を運ぶ事はありませんでした。

先日、友達から「桑實寺」のパンフをいただき読んでみると、
「わが国最初の養蚕地」であり、また、中大兄皇子と
藤原鎌足と言う大化の改新コンビ(笑)の名前が載っていて
興味を持ち、13日に拝観させていただきました。

*桑實寺 本堂 
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   重要文化財・南北朝時代建立で入母屋造り檜皮葺

桑實寺  近江八幡市安土町桑實寺の天台宗寺院。
     (繖山 きぬがさやま 433m の中腹に位置する)
     山 号  繖山 (きぬがささん 又は きぬがさやま)
     ご本尊  薬師如来
     開 基  定恵(じょうえ・じょうけい、藤原鎌足の長男)
     創 建  677年、天智天皇の勅願により定恵和尚が
          開山したと伝えられている。 

*石段は約650段・距離は500m・頑張るしかない。さぁ出発! 
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*暑い参道もアジサイがまだ健在で少し癒されました。
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*休憩しつつヤレヤレ山門に辿り着いたぁ~(^^♪
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と、ホッとするのは早過ぎた。ここまでは序の口。
ここからが長丁場。しんどかった💦💦💦

さて、藤原鎌足の長男「定恵和尚」は遣唐使として唐に渡った
おり桑の木を持ち帰り、此地において日本で最初に養蚕技術を
広められました。寺名はそれにちなんでいます。
それにしてもあの「藤原氏」の長男がなんで和尚さんに?
弟の「不比等」光明皇后の父君)とは全く異なる生き方ですね。

*苔むした石段が続きます。
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*せせらぎが暑さを和らげてくれたよう。でも、暑い!
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*地蔵堂
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*山側には石垣が現れ、僧坊があったのがうかがわれます。
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ヤットコサ 本堂到着💦💦💦 出発から30分弱。
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*青モミジが一服の清涼剤となりました。
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御朱印&拝観料の手続きを終えると「どうぞ本堂の中に入って
お参りください」との言葉をいただき本堂内に進みお参りし、
辺りをキョロキョロしても「撮影禁止」の張り紙は見当たらず
(撮影してもいいのか?それか撮影禁止は常識やから張り紙は
無いのか?)と、迷いましたが結局撮影しました。(^^;

*本堂の内部。中央の厨子前にはお前立。厨子の中には
 ご本尊の秘仏 薬師如来坐像が安置されています。
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*厨子の左側には月光菩薩と毘沙門天・六神将。
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*厨子の右側には日光菩薩と不動明王・六神将。
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*須弥段の奥左側に大日如来と阿弥陀如来。
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*須弥壇の奥右側に弁財天・不動明王・阿弥陀如来。
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*本堂横の池と涼しげなキキョウ。
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唐から桑の木を持ち帰り、養蚕技術を広めたのが
「定恵和尚」で、桑實寺の初代住職と言う事です。
現在は桑畑はなく、養蚕も行われていません。
山号の繖山は、カイコが口から糸を散らし、
繭をかける事にちなんでいるそうです。

なお、繖山には石馬寺・観音正寺があり、両寺は信長の
焼き討ちにあいましたが、1576年、安土城築城開始と
同時に信長は桑實寺に手厚い保護を加え、荒廃していた
堂宇の再建に尽くしたそうです。

*桑實寺御朱印と散華。
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