聖徳太子の足跡めぐり Ⅷ 最終回

令和4年に聖徳太子薨去1400年を迎えるにあたり、
太子の影響を色濃く残す東近江地域の11社寺をめぐる
『聖徳太子の足跡めぐり』を新聞で知り、最初にお参りさ
せていただいたのは、蒲生郡日野町の「正明寺しょうみょうじ
で、風に冷たさの残る浅春の3月5日でした。
あれから8ヶ月近く経ち、最後の「観音正寺かんのんしょうじ
を先日(10月30日・茶々単独)お参りさせていただきました。

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パンフレットの11社寺を眺めた時「観音正寺は近いけど、
きっと最後になるやろなぁ~ (-_-;)」と・・・
なぜなら、西国三十三札所でもある観音正寺は施福寺と
共に最難所の一つと言われているので億劫だから。
で、後回しになり、やっぱり最後になってしまった。

観音正寺は標高433mの繖山(きぬがさやま)の山頂南側の
標高370m付近に位置しています。

観音正寺 近江八幡市安土町にある天台宗寺院
     山 号   繖山(きぬがささん)
     ご本尊   千手千眼観世音菩薩
     創 建   伝 605年
     開 基   伝 聖徳太子

堂宇までの林道は、待避所以外は離合困難であると記され
ていましたので、前回と同じく裏参道ルートを無料駐車場
から仁王さままで歩く事にしました。
「安全第一、歩こう!!」と、無料駐車所を出発。
仁王さままで約35分だそうです。(^^;)

*注意喚起の立て札。
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*約23分で境内近くの有料駐車場に到着。
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*仁王さまに到着。無料駐車場から約37分を要しました。
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片方の仁王様にはお履き物がありません。前回、寺務の方に
お尋ねしたところ「先代が旅立たれた時にお履きになった
そう、と伺っています」とのお答えでした。(^^

*本堂と扁額
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本堂は平成5年の火災でご本尊と共に焼失。山頂近くの
お寺さんなので水の便が悪く、手の施しようがなかったと
聞いて、とても悲しかった事を昨日のように覚えています。
平成16年にめでたく再建されました。

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*ご本尊 千手観音さま  ネットからお借りしました。
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総白檀造り。像高約6.3m・座高約3.5m。
材料の白檀は、母なる仏教の国 インド産です。国外に持ち
出せなくなっている白檀を、インド政府の特別のお計らいで
許され、白檀の原木23トンを使用して彫像されました。

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およそ1400年前に聖徳太子が近江を訪れたとき、葦原から
人魚が現れ「(人魚の前世は漁師)前世に殺生を生業とした
事を懺悔、供養をお願いしたい」と懇願しました。その願いに
応じて聖徳太子が千手観音を祀ったのが始まりだそうです。

*銅造 釈迦如来坐像(濡佛ぬれぶつ
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   第二次世界大戦で供出されましたが、昭和58年、
   世界平和を願って再建されました。

*魚籃(ぎょらん)観音 初めて見聞きする「漁師さん
 からの信仰が厚い」観音さまです。
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*本堂横の石積み。観音像が安置されています。
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*一願地蔵(北向き地蔵さん)
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*護摩堂
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*地蔵堂
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聖徳太子の足跡めぐりもいよいよおしまいです。
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*本堂に向かって一礼し下山しかけましたが「観音正寺さんに
 (自分の足で)お参りするのは今日が人生で最後か・・・」
 と思うと何だかとても寂しく悲しくなったので引き返し、
 仁王さまや境内を脳裏にやきつけるべくしっかりと手を
 合わせ、写真におさめました。
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聖徳太子の足跡めぐりの御朱印です。
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*コロナウィルス疫病退散元三大師護符 いただきました
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*ちなみにこちらは「西国三十三札所めぐり」の御朱印です。
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追記
観音正寺は表参道・・・国道8号線から入る南側ルート
     裏参道・・・県道2号線と202号線を結ぶきぬがさ
           街道から入る東側ルートがあります。
表参道の山麓から徒歩で上がる場合は1200段の階段を
上がらねばなりません。これが西国三十三札所の最難所の
一つと言われる所以と思います。
私が歩いた裏参道は距離は長いが緩やかな林道でした。

*コスモスに元気をもらいました。東近江市五箇荘地区です。
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「聖徳太子の足跡めぐり」11社寺を全て拝観し、
心が洗われ、満足感が得られると思っていたところ、
先に述べた「自分の足でお参りできるのは、今日が最後?」
と思った社寺(太郎坊さん742段・長命寺さん808段の階段)
が思い出され、少し感傷的になりましたが、帰り道、
五箇荘地区のコスモス畑に出会い「ワァ、綺麗!」と車を
止め眺めていたら「今日が最後?など、消極的な事を考えたら
アカン」と元気が出てきました。(^-^)