ふれあい給食

11月20日 私の住む地域の社協さん(社会福祉協議会)の
依頼を受け、ご高齢者さん宅にお配りする「炊き込みご飯」を
調理しました。この活動を「ふれあい給食」と呼んでいます。
「ふれあい給食」は、ボランティアグループで約30年続けて
いましたが、2020年からのコロナ禍で中止になり、グループ
も解散。今回新たに18人の有志で実施の運びとなりました。

*地域の公民館で調理します。
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「ふれあい給食」は、引きこもりがちな高齢者さん宅を民生
児童委員さんが、ささやかではありますが「炊き込みご飯」
を携えて安否確認を兼ねて訪問し、お話相手や困り事等を
伺ってくださのが趣旨と聞いています。
(安否確認は常日頃から実施してくださっています)
対象者は概ね70歳以上の独居の方と85歳以上の高齢ご夫妻
のみの世帯で、約500名だそうです。

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*11月19日 午前8時半から3人が出務し、シイタケ・コンブ
 で出し汁を作ります。夕方までにシイタケを刻んでいただく
 ために、朝一番にお水に浸さねばなりません。
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*総炊飯量は4升×10(釜)と 2升×1(釜)
 合計42升=63kgになるかと思います。1釜分の内容は、
 お米4升と具材(ニンジン 800g・ゴボウ4本・油揚げ4枚
 煮込み竹輪4本・シイタケ・シーチキン2缶)を5升炊きの
 お釜3台で炊きます。
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午後からは全員で、使用する器具を煮沸消毒・具材を刻む・
お米や調味料の計量等を分担し、手際よく作業しました。
ベテラン主婦と言えども、約500食分の材料を刻む等の
作業は大変です。お疲れさまでした。

*刻んだ具材は一釜分ずつ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。
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*ペットボトル 左から「薄口・濃い口醤油」「みりん・酒」
 「出し汁4本」他に顆粒だし・砂糖。これで一釜分です。
 (ペットボトルは11釜分で66本必要です。みんなが協力
 して持ち寄りました) 026.JPG
  翌日(20日)は即、炊き込めるように準備し、公民館を
  後にしました。

*11月20日 いよいよ本番です。(上手くできますように・・・)
 出し汁等に加え、昨日刻んだ具材を準備します。
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7時45分に全員が集まり、3釜分のお米を洗い水に30分浸け、
その後ザルにあげ30分。以降の手順は、30年来伝授されている
方法で炊き上げますが、ここでは省略させていただきます。

*最初の3釜を点火したのは、8時55分頃から5分間隔です。
 ガス釜ですので15分余で炊きあがり、20分程蒸らしました。
 この作業を11釜分繰り返します。
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*大きな容器(昔のタライくらい)に移し替えます。
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*計量してパックに詰め、グリーンピースを散らして完成。
 こちらも、この作業を11釜分繰り返しました。
 私たちの役目はここまで。(14時過ぎに終了しました)
 後は社協さんが美しく包装してくださり、民生児童委員
 さんが各ご家庭を訪問して手渡してくださいます。
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コロナ禍で4年間のブランクを経ての再開は、とても不安
でしたが、リハーサルを行い、手順の確認、話し合いを重ね、
初めての方々も先輩に指導を受けつつ真剣な中にも和気藹々
と作業を進める事ができ、大変有意義な2日間でした。

 皆さまに喜んでいただけましたら嬉しいのですが