伏見深草 悲恋・横恋慕ウォーク
12月12日 久しぶりに京都ウォーキングに参加しました。
京都は祇園祭に訪れたのが最後で、ウォーキングは?と
言うと、4月7日以来で実に8ヶ月ぶりになります。
集合場所は藤森(ふじのもり)神社。(京都市伏見区)
JR奈良線 藤森(ふじのもり)駅から徒歩数分です。
*藤森神社
今からおよそ1800年前に、神功皇后によって創建された
皇室ともゆかりの深い神社です。
また、菖蒲の節句発祥の神社でもあり、菖蒲ーしょうぶー
尚武―勝負と言う事で、勝運にもご利益があるとか。(^^♪
藤森神社を出発して12kmのウォークの開始です。
最初の目的地「欣浄寺」へと向かいます。
*清凉山 欣浄寺(ごんじょうじ・伏見区)
通称「伏見大仏」さまは、木造で表面は和紙だそうです。
小野小町に恋焦がれた「深草少将(ふかくさの少将)」は
「百夜通い続けたら契りを結ぶ」と小町に言われるがまま通
い続ける「百夜通い(ももよがよい)」と言う伝説の主とし
て知られています。その「深草少将」の屋敷跡が欣浄寺と
され「深草少将」のモデルは僧正遍昭とも言われますが、
実際はわかりません。
伏見から小町の住む「山科 隨心院」まで片道約6km。
深草少将は「榧(かや)の実」を手に、通った日を数えながら
小町の元に百夜通いをしましたが、九十九日まで通い続けた
最後の一日は雪の降る日で雪に埋まり、99個の榧の実を手に
して亡くなったと言う何とも悲しい結末です。
*隨心院 御朱印 (平成27年・2015年にお参りしました)
*欣浄寺でご朱印をいただきました。(書き置き)
欣浄寺から「恋塚浄禅寺」に向かいます。
*道路には落ち葉が溜まり、寒そうな風景ですが風はなく、
私は寒さは感じずでした。ただ指先は冷たく手袋は午前中
は着けていました。
北面の武士だった遠藤盛遠は、夫ある「袈裟御前」に横恋慕
します。袈裟御前は「私には夫がいます。夫を殺してくれる
のであればあなたの気持ちに応えます」「濡れた髪を頼りに
殺してください」と告げられた盛遠は寝室に忍びこみ、
濡れ髪を探り当てると一刀で切り伏せ、首を持って暗闇の中
をひた走り、月明りで首を確認したら何と、袈裟御前のもの
だった・・・。
自分の罪を悔いた盛遠は出家して「文覚(もんがく)上人」
となり、袈裟御前の菩提を弔うために当寺を建立したと
されています。
(北面の武士・・・院御所の北面に伺候し、上皇の警護に
当たった武士の事)
余談になりますが文覚上人は「大河ドラマ 鎌倉殿の13人」
では、呪詛で人を呪い殺す不思議な力を持つと考えられて
いる僧侶と言う設定で、演じたのは市川猿之助さんです。
恋塚浄禅寺を後に、昼食場所の鳥羽離宮跡公園から
「恋塚寺」へと進みます。
*小枝橋(明治元年の鳥羽伏見の戦いはこの付近が始まり
だそうです)。
*利剣山 恋塚寺(こいづかでら)(伏見区)。
*山門は茅葺です。
平安時代末期、袈裟御前はここに住んでいたとの伝説です。
呼ばれています。
*最後の目的地「寺田屋」に向かう途中、酒蔵が見えてきま
した。伏見と言えば酒造会社・酒蔵ですね。
*寺田屋(伏見区) 1866年、宿泊していた龍馬がここで
伏見奉行所(幕府役人)に襲撃されました。
鳥羽伏見の戦いで当時の寺田屋は消失し、現在の建物は
明治期に再建されたものだそうです。
*材木小屋跡
龍馬は伏見奉行所に襲撃された後、材木小屋に避難し、
その後、大山彦八が川舟を出し救出したと言う事です。
*美しい川です。伏見城の外堀か宇治川の派流かわかりま
せんが、龍馬はこの川から脱出したのでしょうか?
*寺田屋周辺の独特の街並みです。
右端のお人は会の旗を持ち、ジャンパーを着こんだ役員さん
で、要所・要所に立っていてくださり、道案内や通行の安全
を見守っていてくださいます。ありがとうございます。
*常盤御前就捕処
平治の乱で敗北した源義朝の側室であった「常盤御前」は
3人のお子「今若・乙若・牛若」を連れて逃避行を続けて
いましたが、この付近(近鉄桃山御陵前駅 徒歩約10分)で、
捕らえられたそうです。
*役員さんにお礼を述べ、近鉄桃山御陵前駅から京都駅へ。
方向音痴の茶々は京都駅でJRの乗り場がわからず、
20分ほど時間のロス。(^^;)
*当日の歩数&距離です。
いただいたパンフレットには「距離は12km」と記されて
いますので、ほぼ合致しています。(^-^)
超過の(笑)400mは、京都駅でまごついた分かと?(^^;)
*翌朝もいつものように歩きました。天気予報通り今冬の
最低気温です。無風でしたので寒さは感じず。(^^♪
12月13日 6:20 頃
*12月15日 11:00頃
湖西(琵琶湖の西部)の山々は美しく輝いていました。
私は「生活圏に雪がなく、湖西の山々が冠雪している風景」が
大好きです。(相変わらず好き勝手を言う茶々)m(__)m